右顎の痛みと朝の動かしにくさで来院された症例

横浜市鶴見区のてらお整体院 石井です。

当院では、首・肩・腰の痛みや、自律神経の乱れに伴う不調に対して、身体全体の緊張やバランスを見ながら施術を行っています。

今回は、右顎の痛みと、朝の顎の動かしにくさでご来院された方の症例です。

顎の痛みというと、顎関節や噛み合わせだけの問題と思われることがあります。
もちろん、顎関節そのものの確認は大切です。

ただ、顎の痛みには、首や肩の緊張、無意識の食いしばり、全身の力み、仕事上のストレスなどが関係していることもあります。

今回の症例は、顎だけでなく、身体全体に力が入りやすい状態が見られたケースです。

ご来院時のお悩み

50代男性(会社役員)の症例。

主なお悩みは、右顎の痛みでした。

1ヶ月ほど前から右顎が痛くなり、それ以前から違和感はあったとのことでした。

痛みが出やすいのは、物を噛むとき。
また、朝は顎の動きが悪く、口を大きく開けると痛みが出る状態でした。

服薬はありませんでした。

初回の状態

身体の状態を確認すると、全体的に力が入りやすい印象がありました。

お話を聞くと、顎だけでなく、足指にもグッと力を入れているとのことでした。
また、上下の歯が常に触れているような状態もあるとのことでした。

これは、いわゆる食いしばりや歯の接触癖に近い状態です。

顎の痛みではありますが、顎だけが緊張しているというより、身体全体が力みやすい状態になっている可能性がありました。

身体を確認すると、左右の骨盤の高さに差が見られました。
また、腸骨筋、僧帽筋、咬筋などにも硬さが見られました。

口を開けるときには、顎が左にずれていく動きも見られました。

そのため、顎だけを強く操作するのではなく、骨盤・背骨・首肩・顎まわりを含めて、身体全体の緊張を整える方針で施術を行いました。

施術内容と経過

初回

施術では、骨盤と背骨の調整を行いました。

あわせて、僧帽筋、胸鎖乳突筋、咬筋、喉の前側の筋肉など、顎や首まわりに関係する筋肉の緊張をゆるめる施術を行いました。

顎そのものに強い刺激を入れるのではなく、顎にかかる負担が減るように、首・肩・身体全体の緊張を整えることを意識して施術しました。


2回目

前回から3日後

前回からの変化を確認すると、かなり良いとのことでした。

痛みを忘れるくらいになり、口も普通に開けられる状態になっていました。

朝は少し痛みが残っていたものの、あくびをしても痛くないとのことでした。

また、前回の施術後はよく眠れたとのことでした。

顎の痛みだけでなく、身体全体の緊張がゆるんだことで、睡眠にも変化が出た可能性があります。

施術では、骨盤、背骨、頭蓋骨の調整を行いました。
さらに、僧帽筋、胸鎖乳突筋、咬筋、喉の前側の筋肉の緊張を整えました。

痛みが大きく軽くなり、日常生活での支障も減っていたため、今回で施術を終了しました。

同時に施術した症状

この症例では、右顎の痛みを中心に施術を行いました。

考察

今回の症例は、右顎の痛みと、朝の顎の動かしにくさで来院されたケースです。

特徴的だったのは、顎だけでなく、身体全体に力が入りやすい状態が見られたことです。

ご本人のお話では、足指にもグッと力を入れているとのことでした。
また、上下の歯が常に触れているような状態もありました。

顎に力が入る方は、顎だけでなく、首・肩・背中・足指などにも無意識に力を入れていることがあります。

仕事上の責任やストレス、緊張する時間が長い生活が続くと、身体がリラックスしにくくなり、首肩や顎まわりの筋肉が過緊張を起こすことがあります。

この方の場合も、会社役員という立場上、仕事上の緊張やストレスがあり、それが顎や首肩の筋肉の過緊張につながっていた可能性があります。

また、違和感は以前からあったものの、強い痛みが出てからは比較的早い段階で来院されました。
そのため、痛みをかばう動きや強いクセが長期間続いておらず、変化が出やすかった可能性があります。

2回目の来院時には、痛みを忘れるくらいになり、口も普通に開けられる状態になっていました。
朝の痛みは少し残っていましたが、あくびをしても痛くなく、睡眠も良くなっていました。

今回の症例から言えるのは、顎の痛みには、顎関節だけでなく、全身の力みや首肩の緊張、仕事上のストレスが関係している場合があるということです。

顎の痛みは、全身の緊張と関係することがあります

顎の痛みがあると、顎関節や噛み合わせだけが原因のように感じるかもしれません。

もちろん、痛みが強い場合、口が開きにくい場合、噛むと痛い場合、顎の動きに違和感がある場合は、歯科・口腔外科で状態を確認してもらうことが大切です。

そのうえで、骨や関節に大きな問題はないと言われているものの、顎の痛みや違和感が続く場合には、首・肩・背中の緊張や、無意識の食いしばり、全身の力みが関係していることもあります。

特に、

  • 上下の歯が常に触れている
  • 気づくと食いしばっている
  • 肩や首に力が入りやすい
  • 足指に力を入れて踏ん張っている
  • 朝、顎が動かしにくい
  • 仕事中に身体が緊張しやすい

という方は、顎だけでなく身体全体の緊張を見直す必要があるかもしれません。

当院では、顎だけを見るのではなく、首・肩・背中・骨盤を含めて、身体全体の状態を確認しながら施術を行っています。

顎の痛みや朝の動かしにくさが続いている方は、医療機関で状態を確認したうえで、筋肉の緊張や身体全体のバランスが関係していそうな場合には、整体も選択肢の一つとしてご検討ください。

横浜・鶴見の整体【痛みと自律神経の専門院】てらお整体院