顎の痛みとしゃべりにくさで来院された症例

横浜市鶴見区のてらお整体院 石井です。

当院では、首・肩・腰の痛みや、自律神経の乱れに伴う不調に対して、身体全体の緊張やバランスを見ながら施術を行っています。

今回は、顎の痛みと、口の開けにくさ、しゃべりにくさでご来院された方の症例です。

顎の症状というと、顎関節そのものの問題に意識が向きやすくなります。
しかし、顎の動きには、咬筋などの噛む筋肉だけでなく、首・肩・喉まわりの筋肉の緊張も関係することがあります。

その一例としてご紹介します。

ご来院時のお悩み

20代の女性(接客業)の症例。

主なお悩みは、顎の重い痛みと、口の開けにくさでした。口が開けにくいため、しゃべりづらさも感じていました。

接客業ということもあり、周囲の人が自分の話を聞き取りづらいのではないか、という不安もあったそうです。

6〜7年前に、特に前触れもなく顎が「カクッ」となったことがありました。その後、口腔外科を受診し、マウスピースを作製。

マウスピースを使用していた時期もありましたが、1年ほどで使わなくなったとのことでした。

口が開けにくい状態は、5〜6年前から続いていました。

最近になって顎に痛みが出てきたため、整体を受けてみようと思われたとのことでした。

服薬はありませんでした。

生活習慣について

ご本人のお話では、これまであまり噛むことをしてこなかったとのことでした。

また、食べ物をよく噛まずに飲み込む癖があり、顎をあまり使ってこなかったという自覚もありました。

顎は、強く使いすぎても負担になりますが、反対に使わなさすぎても、動きの悪さや筋肉の硬さにつながることがあります。

初回の状態

身体の状態を確認すると、左右の骨盤の高さに差が見られました。

また、顎まわりでは咬筋に硬さが見られました。咬筋は、噛むときに働く筋肉です。食いしばりや顎のこわばりと関係しやすい部位です。

顎の痛みや開けにくさがある場合でも、顎だけを強く操作すればよいとは限りません。

この方の場合は、咬筋だけでなく、首・肩・喉の前側の筋肉の緊張も関係していると考え、顎まわりと身体全体のバランスを整える方針で施術を行いました。

施術内容

施術では、骨盤と背骨の調整を行いました。

あわせて、僧帽筋、胸鎖乳突筋、咬筋、喉の前側の筋肉など、顎や首まわりに関係する筋肉の緊張をゆるめる施術を行いました。

顎そのものを無理に動かすのではなく、顎に関係する首・肩・喉まわりの緊張を整えることを意識して施術しました。

施術後の変化

施術後は、顎の痛みが引き、しゃべりやすくなったとのことでした。

ただし、長年続いていた口の開けにくさについては、1回の施術で完全に安定したと判断することはできません。

今回は、直近で強くなっていた痛みと、しゃべりにくさが軽くなったことを確認し、ひとまず今回で施術を終了しました。

同時に施術した症状

首こり
肩こり

考察

今回の症例では、5〜6年前から口が開けにくい状態が続いており、最近になって顎に重い痛みが出てきたという経過でした。

施術後に痛みが引き、しゃべりやすくなったことから、最近出てきた痛みやしゃべりにくさには、咬筋や首・肩・喉まわりの筋肉の緊張が関係していた可能性があります。

一方で、長年続いていた口の開けにくさについては、顎関節そのものの問題、筋肉の使い方、マウスピースの使用状況、噛み方の癖など、複数の要因が関係している可能性があります。

そのため、「1回で顎関節症が改善した」とは言い切れません。

今回の症例から言えるのは、顎の痛みやしゃべりにくさがある場合、顎関節だけでなく、咬筋、首、肩、喉まわりの緊張を整えることで、症状が軽くなるケースもあるということです。

また、この方は痛みを避けるための強いかばい癖がまだ目立っていなかったことも、施術後に変化が出やすかった理由の一つかもしれません。

顎の痛み・しゃべりにくさは、顎だけの問題とは限りません

顎の痛みや口の開けにくさがあると、顎関節そのものに原因があると思いやすくなります。

もちろん、顎関節そのものの確認は大切です。
痛みが強い場合、口が大きく開かない場合、顎がロックする場合、噛み合わせに大きな違和感がある場合は、まず歯科・口腔外科で状態を確認してもらうことが大切です。

そのうえで、医療機関で大きな問題はないと言われているものの、顎まわりのこわばり、首・肩の緊張、しゃべりにくさが続いている場合には、整体でお手伝いできることもあります。

当院では、顎だけを見るのではなく、首・肩・背中・骨盤を含めて身体全体の状態を確認しながら施術を行っています。

横浜・鶴見の整体【痛みと自律神経の専門院】てらお整体院