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顎関節の基礎知識(顎関節の動き編)

長々と書いてありますが、大切なことは、

顎関節が痛みなく円滑に動くためには、周りの骨、筋肉、靭帯等が協力し合う必要がある、

ということをご理解いただければよいです。

顎関節の動き(概略)

顎関節が動くには、必ず左右の顎関節が同時に動く必要があります。

口を開けたり閉じたりするときは、上下運動がメインですので、下顎の骨は左右対称で動くのが望ましいです。

モノを咀嚼するときや口の中で磨り潰す時は、下顎の骨は上下方向以外にも左右方向にも滑らかに動けるのが望ましいです。

口を開ける時

口を開ける時は、下顎は回旋運動(下に下がる動き)と滑走運動(微妙に前に出る動き)が同時に行われます。

下顎が前に滑走運動するに伴い、関節円板も前に移動します。

口を閉じる時

口を閉じる時は下顎、関節円板など開口運動に伴って移動した物全てが元の位置に戻るのが正常な状態です。


痛み無く、なめらかに口を開閉するには

大まかに言って口の開閉に関わるものは

(1)下顎

(2)頭部(下顎以外の)

(3)頸椎(首の骨)

(4)舌骨(喉のあたりにある骨)

(5)胸郭 とそれより下の土台となる部分

(6)(1)~(5)を結ぶ筋肉・靭帯や関節包、関節円板などの結合組織

です。

口が痛み無く滑らかに動くためには、これらが適切な位置関係にあり、適切な張りで結ばれていることが必要だと考えています。

口を開閉する動作をもっと細かく見ていくと

口を開ける時、下顎が頭部(下顎を除く頭部)から離れていくわけですが、この時、下顎骨が動くのに先立って、舌骨を下に下げる動きが先に起きます。

この動きは舌骨下筋群という舌骨の下側にある筋肉による行われます。

次に舌骨下筋群によって固定された舌骨を足掛かりにして、舌骨上筋群と呼ばれる筋肉が、下顎骨を引き下げます。

口を開けるときには、咬筋や側頭筋などの口を閉じる筋肉が働いていないことが大切です。(口を開ける際のブレーキになってしまうので)

このようにして口が開いていくのです。

顎周辺の筋肉の位置関係

   

顎周辺の筋肉の連なりを示した図


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